カテゴリー
富岡とその周辺 政治・経済

富岡の教育長問題その2

先日取り上げた教育長の政治活動問題ですが、10月25日の読売朝刊に『富岡市長が辞任要求』と言う記事が掲載されました。

記事によると岡野光利富岡市長は2度にわたり辞任を要求したものの宮前教育長はこれを拒否しているそうです。

市長は辞任要求に応じない場合は市議会議員と相談して罷免もあると述べたそうなので、いずれにしても富岡の教育長は交代することになるようですが、大事なポストなので極力空白が出来ないように、市長は後任人事を急いで欲しいと思います。

それにしても、辞任と罷免じゃもの凄く内容が違うので(体裁も、退職金の有る無しも、)、あまりもめないうちに辞任なさった方が良いんじゃないかと思うのですが・・・?

先日のブログ 富岡の教育長が法抵触

カテゴリー
富岡とその周辺 政治・経済

富岡市教育長が法抵触

富岡のニュースが流れると残念なニュースで有ることが多いこの頃ですが、昨日の定例議会で長沼今朝男市議が、富岡市教育長が法律に抵触していることを指摘しました。

 富岡市の宮前有光教育長(66)が4月まで、地方教育行政法で禁じられた政治団体役員を務めていたことが21日、分かった。同日の市議会一般質問で、宮前教育長が長沼今朝男市議の質問に答えた。

答弁などによると、宮前教育長は平成21年4月~今年4月、司法書士でつくる政治団体「日本司法書士政治連盟」副会長を務めていた。同法では、教育長を含む教育委員は、政党や政治的団体の役員として政治運動を行うことを禁じている。

宮前教育長は産経新聞の取材に対し、「実際に政治活動に関わったことはなかった」と述べた。(2011.9.22産経新聞より)

ここでの重要なポイントはいくつかあると思うのですが、先ずは法律に抵触していた事実があった点、そして教育長が現役の司法書士という法律家である点、市の担当者が何年にもわたり気が付かなかった問題を数ヶ月前に市議になったばかりの新人議員に指摘されてしまった点、さらに市議は一般質問ではこの法律に関して知っているかを先に質問をし、市長は『法律は知っているが詳しい内容は理解しているわけではない』と答弁したのに対し教育長は『承知しております』と答弁しており、理解していたのに政治団体の副会長をしていたことを詰められてしまった点でしょう。

産経新聞の取材では政治活動に関わったことはないと述べたそうですが、実際に活動しなくても(いわゆる当て職)それは通りません。

うーん、この方、私の同級生のお父さんでして、彼(同級生)はとてもいい人物なので非常に残念なのですが、法律家としてまた教育関係者として後輩の手本になるような潔さを見せるべきでしょう。

 

ちなみにこの質問の後、議会は議員協議のため長時間中断となりました。(30余年ぶりだそうです)

前市長が任命した教育長なのですが、それをそのまま継続させた現市長に任命責任は発生するのでしょうか??

不祥事続きの富岡市!

おーい。しっかりしてくれよー!

 

カテゴリー
政治・経済

富岡の事業仕分けを考える

富岡市では政府の事業仕分けに習って富岡市の無駄を仕分けする作業を行っている。

この活動は概ね歓迎できるもので、無駄を省くことはあらゆる物が減少する時代の必須条件だろう。

しかし、この仕分け対象として、無駄とは言えない物が含まれていて、明確なビジョンの無いまま一義的な損得だけで切り捨てられる事があったら、それは富岡にとって大きなマイナスに他ならない。

国の事業仕分けでも、「2番じゃダメなのですか?」というセリフで話題になったスーパーコンピューターが、先日2位の中国を大きく引き離した処理速度で世界一に返り咲いたことは記憶に新しく、まさに「投資すべき物にはしっかり投資する」「損得の判断は決算書で行わない」事がいかに重要なのかを著すエピソードだと思うが、多くの場合一度張られたムダのレッテルを挽回することは難しい。

そんな事を危惧しながら注目していたが、22年度の結果は「見直し」「一部見直し」が多く「民間」が2件。

驚くべき事に「廃止」は無かった。

これはデキレースではないか?

初めから見直しが必要を思われる案件や損失が多くて風当たりの強い物だけを選出したに過ぎず、議会で行えば良かった物を「仕分け」パフォーマンスに乗っかっただけに思える。

見直し、一部見直しも運営方法や体制に関する意見が多く、そもそもこれまで行政がちゃんと指導してこなかったことを露呈したにすぎない。

一方で良かった点は、市民の意見を行政の予算配分や事業に反映させるという点で、これは非常に評価できる。

市議会議員は益々存在価値が無くなるので、真っ先にここを仕分けすれば、市長の評価はうなぎ登りだろう。

猛暑による陽炎だろうか?

市長と民主党が重なって見える。